結婚しても子どもを持たないという選択は、もう特別なものでもない。
“2人”が、家族のかたち。
明るい未来を信じて、そう決断する夫婦も多い。
それでも…悪気のないプレッシャーや、風当たりの強さに、気持ちがかき乱されることがある。
これは、3人の女が「夫婦、2人で生きていく」と決めるまでの、
選択と、葛藤と、幸せの物語。
◆これまでのあらすじ
結婚7年目、35歳の建築士の真琴は悩んでいた。同業の夫と共にオフィスを構えたものの、家族としての今後についてまだ向き合っていない。セックスレスという問題は真琴を苦しめていた。
▶前回:結婚7年目の妻が「絶対に軽々しく聞かないでほしい」と思っている、デリケートすぎる質問とは
「真琴とはいつまでも同志のような関係でいたい」
夫の樹は、結婚する前からいつもそんなことを言っていた。
「同志」という言葉は、恋愛感情でつながっている関係よりも絆が強いような気がして、真琴はそれが嬉しく、誇らしかった。
「恋人であろうと夫婦であろうと、いつでも対等で......
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この記事へのコメント
何を言っているの??
夫の身勝手を見て見ぬふりするのが尊重なの?
しかも、真琴を全然尊重してないのに、自分はよく言えると思った。ヤバいな、樹。
先週は、一緒に飲んで帰ろうかなんて誘ってくれてたから、夫婦の時間を大切にする夫かと思えば。せっかく一緒に過ごせる休日、不倫相手に会いに出かけちゃうなんて、頭にきますね!