結婚しても子どもを持たないという選択は、もう特別なものでもない。
“2人”が、家族のかたち。
明るい未来を信じて、そう決断する夫婦も多い。
それでも…悪気のないプレッシャーや、風当たりの強さに、気持ちがかき乱されることがある。
これは、3人の女が「夫婦、2人で生きていく」と決めるまでの、
選択と、葛藤と、幸せの物語。
◆これまでのあらすじ
20歳離れた夫婦の美菜(28)と篤彦(48)は「子どもを持たない」ことを改めて決意し、“夫婦2人”の人生を歩き出した。
一方、美菜のピラティススクールの生徒である建築士の真琴(35)も子どもがいない夫婦だ。そして真琴は悩んでいた…。
▶前回:同窓会で再会した元彼に、心を開いたら…。新婚妻が深く傷つくことになった理由は
「私、絶対に2階リビングが良い。だって1階と2階じゃ、日当たりがまるで違うもの」
「ダメダメ。それじゃ、子ども部屋が1階ってことだろ?帰宅したら必ずリビングを通って自室に入る間取り。それが絶対だ」
「ねえ!パパ、ママ。わたし、プリンセスのお城みたいなおうちがいい!大きいベ......
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この記事へのコメント
全くもって聡明ではなかったけれど…