ヤドカリ女子 Vol.7

容姿に触れ、怒鳴るモンスタークライアント。「聞き分けのいい女」を演じた代償とは

PR会社で多忙を極める28歳の綿谷あんな。掃除ができず、散らかった部屋に帰りたくないので、求愛してくるいろんな男のもとを毎晩泊まり歩く。

母親の“呪い”に、乱れた生活。そして歪んだ自尊心…。

これは、そんな女が立ち直っていくストーリーだ。

◆これまでのあらすじ

男として見ていなかった後輩の祥吾に掃除のサポートをしてもらい、部屋を片付けられたあんな。お礼に誘ったランチの場で“完璧な女”を演じていることを、見透かされていたと知る。

▶前回:意識し始めた後輩男子が、自分にだけ親切にしてくれる…。そのショックな理由とは


―『綿谷さんの印象は…。めちゃくちゃ頑張ってるように見えて…』

あんなは職場のデスクでキーボードの上に指を置いたまま、祥吾の言葉を思い返していた。

寝癖が隠せない天パに、垢ぬけない黒縁眼鏡。ひょろりと痩せた体に纏うのは、お世辞にも質が良いとは言えないスーツ。

―『そ......


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