結婚しても子どもを持たないという選択は、もう特別なものでもない。
“2人”が、家族のかたち。
明るい未来を信じて、そう決断する夫婦も多い。
それでも…悪気のないプレッシャーや、風当たりの強さに、気持ちがかき乱されることがある。
これは、3人の女が「夫婦、2人で生きていく」と決めるまでの、
選択と、葛藤と、幸せの物語。
◆これまでのあらすじ
ピラティススタジオのオーナー兼インストラクターの美菜は28歳。20歳年上の夫の篤彦と、愛に満ちた幸せな毎日を送っている。そんな美菜は、あらめて「私は子どもを持つことはできない」と宣言する。それには深い理由があった。
▶前回:「小さなお子さんを連れてくるのは、ちょっと…」厳しい態度をとった新婚妻の、複雑な胸のうち
結婚を機に、美菜と篤彦が広尾のマンションに引っ越してきたのは一年前。夫婦2人で快適に過ごせる家を…と、分譲マンション探しをしたのだが、思わぬ難航をした。
どのマンションメーカーも、不動産会社の営業マンも、2人が新婚と聞くと、
“ご家族が増えた場合でもこちらの間取りなら…”......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
もちろんババには知らせず会わせずに。