
「産まなきゃよかった」完璧を演じる女の破綻した生活に、影響を与えた過去とは
PR会社で多忙を極める28歳の綿谷あんな。掃除ができず、部屋に帰りたくないので、求愛してくるいろんな男のもとを毎晩泊まり歩く。
母親の“呪い”に、乱れた生活。そして歪んだ自尊心…。
これは、そんな女が立ち直っていくストーリーだ。
◆これまでのあらすじ
あんなはある日、偶然入社2年目の後輩・祥吾に助けられ彼の家に行くことに。気が緩み「掃除ができない」と打ち明けると「手伝いましょうか」と言われ…。
▶前回:「家に帰りたくなくて、男の家を転々と…」真実を打ち明けた女が見た、後輩男子の意外な反応
整頓された祥吾の部屋のソファに腰掛けたまま、あんなは身じろいだ。
「別に僕も掃除のスペシャリストとかじゃないですけど、片付けくらいなら手伝えますし」
あっけらかんともう一度言う祥吾に、唇を噛む。
みじめだった。
「…いや、大丈夫です」
敬語になってしまっ......
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この記事へのコメント
後輩女子、まさか狙ってたのかな?