男女の賞味期限 Vol.3

マンネリ夫婦が”男と女”に戻った夜。妻の期待を裏切った、夫の最低な行動

男と女の賞味期限3年説。

それが真実なら、夫婦が永遠に“男女”でいることは難しいだろう。

男女としての関係が終わりかけた夫婦はその時、どんな決断をするのだろうか。

◆これまでのあらすじ

2夜連続で、夫の翔一からベッドを断られた真希。女として満たされない真希は、あることを画策する。

▶前回:乗り気ではない夫にせがむのは嫌。2夜連続で断られた妻の、歪んだ承認欲求


「それじゃあ、夜ホテルで」

真希は、出かける翔一を玄関先で見送った。

「う、うん…。それにしても、真希が起きてくるなんて珍しいな」

彼の言葉通り、こうやって玄関先で見送るのはかなり久しぶりのことだ。新婚時代には毎朝イチャついていたが、もう長いこと、低血圧を理由に、お見送りも朝食作りも免除してもらっている。

そんな真希が甲斐甲斐しく見送りに出てきたものだから、驚いたのだろう。

「デートが楽しみで起きちゃったの」

可愛らしくごまかすが、実際には夜に向けた準備が忙しいから早起きしただけだ。

最高のコンディションで夜を迎えるために、エステとヘアサロンを予約している。

今晩こそ。

連続で夫婦の営みを断られた真希は、少し躍起になっていた。

翔一はきっと、忙しくてヘトヘトなのだ。彼にとって、家も自分も安らぎの場所で、戦闘モードはオフになってしまうのだろう。

−別に、私に女としての魅力がないわけじゃない。

真希は自分に言い聞かせる。だから、家ではなくロマンチックな雰囲気なら。色っぽく着飾った妻となら。

「行ってらっしゃい」

見送った真希は、急いで出掛ける準備を始めた。

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