三茶食堂 Vol.4

「このご時世、さらに結婚が遠のいた…。」30代独身女性の嘆きを一掃してくれた、ポジティブ思考とは

毎週金曜日に、ひっそりとオープンする“三茶食堂”。

この店のオーナーの直人(45)曰く、ここで繰り広げられる人生相談を聞いていると、東京の”いま”が知れるのだとか…。

さて、今宵のお客さんは?

▶前回:「妻は、変わった。子供を産んでから…」夫の心の隙間に入り込んだ、ある女の存在とは


Case 4:全てを“〇〇のせい”にする、悲劇のヒロイン女(38歳)


…どうしてこんなにも、何もかもが上手くいかないのだろうか?

1月15日は、私の誕生日。

早生まれだから同級生より少しだけ若くいられるものの、今日で38歳になってしまった。

5年くらい前までは何とか派手な誕生日会をしていた記憶があるが、ここ数年は全くしていない。

同級生はほぼ結婚し、子供がいる人が多い。

いつの間にか私だけ取り残されてしまい、最近遊んでくれるのは、バツイチになって独身市場に戻って来た女友達くらい。

だが彼女は今あまり恋愛に興味がないようだ。そもそも既婚者だったので独身男性の知り合いも少なく、食事会を開く戦力にはならない。

「直人さ〜ん!私今日誕生日なのに、誰もお祝いしてくれないんです。ひどくないですか?みんな結婚しているし、こんな状況のせいで新たな出会いもないし」

誕生日なのに行く当てもなく、派手なパーティーもできなくて、イケメンオーナーが1人でやっている三茶食堂の扉を開け、オーナーの直人さんに泣きつく。

「夏美ちゃん、今日誕生日なの?それはおめでとう」

—よし、今日はとことん飲もう。お金ならある!…というか、直人さん奢ってくれないかな?

だけどそんな淡い期待を抱いていた、私が馬鹿だった。

後にとんでもなく冷たい一言を浴びせられることになるとは露知らず…。

私は半分ヤケになって飲み始めた。

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