ネイビーな妻たち Vol.7

「こんな一面もあったとは…」ステイホーム中、夫が気付いてしまった妻の意外な本性

「できれば幼稚舎、ダメなら青山」

夫の一言で始まった息子のお受験。

渋谷区神宮前アドレスを手に入れ、理想の結婚をしたはずの京子だったが、とある幼児教室の門を叩いた日から、思いがけない世界が待っていた。

◆これまでのあらすじ
深雪との約束を妻・京子に見破られた春樹。不貞の代償としてお受験の志望校に関係するツテか、在学生の親を連れてこい、と京子は言うが…。

▶️前回:リモート中の夫の“不自然な外出”に違和感を覚える女。妻が男に突きつけた驚きの要求とは


京子の誤算


京子がウィル・ヴェンダーズで春樹と一緒に仕事をしていた頃、彼は明らかに「デキる男」だった。クライアントから何本も指名が入り、採用されたコピーが賞を獲得したことだって一度や二度ではなかった。

しかし、いざ結婚してみると、自分勝手でわがままな気分屋。

もしかしてモラ夫?という疑念ばかりが湧いては消えていた。

―今の時代、本当にデキる男なんてそもそも存在しないのかも。

京子が最近思うことだ。春樹に限らず、男は甘えの欲求を少なからず持っているもの。だからマザコンとか、不倫がはびこるのだと。

これこそ京子が到達した結論だ。

ー結局男って、弱い生き物ね。

息子のお受験だってミーハーで、流されやすい夫の言いなりでは、振り回されて疲弊するだけだ。

だいたい志望校へのツテを持たないまま、年中の終わりになってお受験に参戦したのだから、子供が生まれた時からお受験対策に奔走している人たちに敵うわけがない。

だから京子自身が、お受験への取り組み方を考え直すことにした。

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