「年末年始は夫婦で幸せに過ごすハズだったのに…」数日後、妻の態度が突然変わった理由(1/3)[東京カレンダー]

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼（彼女）は何を思っていたの…？

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

さて、今週の質問【Q】は？

▶前回：聖夜に起きた奇跡。一度別れた男が、10カ月越しに女とヨリを戻したかった理由とは

1月3日。2021年の幕開けは、想像していない展開となっている。

「私、新一と結婚したのが間違いだったかも」

妻の絵里から突然そう言われ、僕は驚いてしまった。

「ど、どういうこと？」
「しばらく私の実家に帰ろうかな・・・」
「え？実家に？仕事は？」
「リモートだし何とかなるでしょ」

いや、仕事のことはどうでもいい。今はなぜ妻が怒っているのか、理由を探らなくてはいけない。

「昨日まで楽しく過ごしていたよね？今年は二人での年越しだったけど、おせちも一緒に食べて平和に過ごしていたじゃん？」
「・・・だから男って能天気でいいよね」

急に悪態をつき始めた絵里。とりあえず彼女が何かに対して怒っていることは明白なのだが、“実家に帰る”というほど不機嫌な理由がよく分からず、僕はうろたえていた。

◆

この喧嘩の後、しばらくしてから絵里は怒りの原因を話してくれた。けれども僕にはその自覚が全くなく、言われるまで全く気がついていなかったのだ・・・。