
忘れられない“あの日”:「もう、限界…」結婚記念日に離婚を決意した女。決定打となった、夫からのプレゼントとは
今日が、何でもない普通の日なら良かったのに……
“記念すべき日”に起きた最悪な出来事は、悲しみや怒りなどあらゆる感情が倍増して
一生忘れることができない思い出として心に刻まれる
この連載では、“記念日”にまつわるストーリーを東京カレンダーのライター陣が1話読み切りでお送りする
真昼間に半身浴ができるなんて、専業主婦は幸せだ
でもね、今日はとびきり熱いシャワーを浴びたい気分
なぜって、夫が朝帰りをしたから
仕事で問題が起きたと言っていたけれど、ジャスミンの香りがしたのは何故でしょう
夫の帰りが遅い日は、いつもこの香りが鼻をつく
広すぎるリビングにぽつんと一人、夫の帰りを待ちわび一睡もせずに立ち尽くしていた私に、彼はこう言った
「今日は結婚記念日だから、今夜は早く帰るね」
それでいい
もう、多くを求めない
大事な日を覚えててくれるなら、それでいい
エルメス・オードゥパンプルムス ローズ…
薔薇の香りの泡を全身に乗せて、濡れた裸体を鏡にさらす
ねぇ、なんで?
私、こんなに綺麗なのに
この記事へのコメント
もし不倫相手からならなぜ夫はプレゼント何も用意してなかったんだったんだろうと思うし、夫からで別れたいのを伝えてくるならまわりくどすぎて気持ち悪い。
2人で飲むのも一年ぶりっていくらなんでも奥さんかわいそうだし