
ミートラバーの心を掴む“肉食系”タルト
熟成のなかでもよそにはなかなかない“超熟”な肉を味わうことができると評判の『カルネヤ』。メニューには、120日熟成させた短角牛のサーロインや、200日熟成させた牛肉のカルパッチョも。牛の品種によって熟成日数を変えるのがこだわりで「4年前から仕入れ先の精肉店の冷蔵庫を間借りしてはじめたが、いまも試行錯誤中」と高山いさ己シェフは言う。
新作のタルトにも、もちろん熟成させた黒毛和牛のランプ肉を使用。260日寝かせた熟成肉のタルタルと、じゃがいもと熟成肉で作ったコンビーフのタルトは、どちらも芳醇な香りと充実した肉の旨みが感じられる逸品。そこに自家製のあんずバターをのせれば、ワインがどこまでもすすむ。
ほかに、さの萬牛、オーブラック牛、短角牛などの食べ比べも。前菜からメインまで、心行くまで熟成肉を味わいつくそう。