2020.09.28
必要ですか? Vol.11“思い出”はときに、“ガラクタ”に変わる。
ガラクタに満ちた部屋で、足を取られ、何度も何度もつまずいて、サヨナラを決意する。
捨てて、捨てて、まだ捨てて、ようやく手に入る幸せがある。
合言葉は、ひとつだけ。
「それ、あなたの明日に必要ですか?」
◆
徳重雅矢は、お片づけのプロ。カリスマ整理収納アドバイザーだ。
“お片づけコンシェルジュ”を名乗る雅矢は、新人アシスタントの樋口美桜とともに、まるで魔法のように依頼人の部屋を片づけ、過去との決別を促し、新たな未来へ導いていく。
今回の依頼人は…メーカー営業・早川里奈(25)と、商社勤務・高原洋一(28)の、結婚を控え、同棲を開始したカップル。
同棲開始早々、お互いの過去の恋愛の話で価値観がすれ違い…
▶前回:「僕のコレクションを、捨てようとするなんて」収集家の夫と潔癖の妻。衝突する夫婦の結末は
「なに、このマグカップ」
里奈が眉を吊り上げて、ティファニーのマグカップを洋一の目の前に突き付けた。
「え?誰かの結婚式の引き出物だろ。よく覚えてないけど」
「じゃあ、どうしてペアじゃないの?なんで食器棚の一番奥に押し込んであるの?元カノが置いていったものでしょ、ど......
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俺はいいけど、お前はダメ、というタイプが多そう。偏見だけど。
とある俳優さんが洋一タイプで、部屋に女性用下着まで残していて、奥さん(芸能人)は怒りを通り越して呆れたそうです……。気にしなさすぎも残酷ですね😅
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