私、マスクしてるとモテるんです Vol.2

「ヤダ、何これ!?」ショーウィンドウを覗き込んだ女が、思わず二度見してしまったモノ

毎日すっぴんと部屋着で過ごし、久しぶりにタイトスカートを履いたら、なんだかきつい…?

リモートワークと自粛生活で美容への努力を怠り「女としてヤバい…」と、嘆いていた損保OL・美和。

だが、そんな彼女にまさかのモテ期が到来している。

その理由は、一体…!?

◆これまでのあらすじ

自粛生活とリモートワークで、体重が増加したことを嘆いていた美和。しかし、そんな彼女にある異変が起きていた…?

▶前回:自粛期間に自宅へ招かれた女。思わず着いて行った彼の部屋で、見たものとは


「あ、来た!」

篤哉からデートの誘いを受け、約束した当日。

美和は、彼との集合場所が見えるカフェで、待ち合わせまでの時間を過ごしていた。

別に仕事をしていてもよかったのだが、わざわざ会社から連れ立って行く必要もないだろう。それに、変な噂がたって憧れの人・善斗の耳に入るのも嫌だった。

待ち合わせ場所に目をやると、篤哉が走ってくる姿が見えた。美和は急いで支度し、カフェを後にする。

「ごめん、会議が長引いちゃって…」

篤哉が息を切らせながら、申し訳なさそうに言う。

「気にしないで。杉山課長でしょ?」

美和は社員の予定が書き込まれたカレンダーから、篤哉が参加している会議のメンバーを把握していた。

杉山課長といえば、話が長いことで有名だ。むしろ、5分遅れで到着したことが奇跡だと思う。

「じゃあ、行こうか」

くるりと背中を向けた篤哉の背中は汗ばんでいた。自分との待ち合わせのために杉山課長との会議を切り上げ、急いでやってきたのだと思うと、悪い気はしなかった。

相手が特に何も思っていない“ただの同期”であったとしても、だ。

だが突然「買い物に付き合ってくれ」なんて、どういうことなのだろう。美和は、とりあえず篤哉とともに歩き始めた。

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