今年も、夏がやってきた。
青い空、燦々と降り注ぐ太陽。そしてバケーションへの期待。夏はいつだって、人々の心を開放的にさせるのだ。
そんな季節だからこそ、あなたは“夏の恋”を経験したことはないだろうかー?
東京カレンダーのライター陣が1話読み切りでお届けする、サマー・ラブストーリー。
先週紹介したのは、夏になると、夫ではないある男のことを思い出す妻の物語。さて、今週は…。
昨夜まで続いていた雨が嘘のように、空は青く澄み渡り、太陽がジリジリとアスファルトを照りつけている。
外に出るとまたたく間に、湿気を帯びた重苦しい空気が肌にまとわりついた。地下鉄の広尾駅の2番出口で、樹里は思わず顔をしかめる。
まもなく梅雨が開け、いよいよ本格的な夏がやって......
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この記事へのコメント
慰謝料とかだと相手に連絡したり接触しなきゃいけくてダメージあるかもだから、証拠にぎって会社に密告するとか笑