東京結婚式事情 Vol.17

新婦と母親のウエディングセレモニー、「ベールダウン」の正しいやり方と注意点

結婚式のセレモニーの中には家族が参加できるものがいくつかある。

新婦のベールを母親が下ろす「ベールダウン」もその一つだ。ベールダウンは短いセレモニーだが、非常に重要なもの。

今回は、ベールダウンの意味合いや正しく行う方法、注意すべきポイントをご紹介する。



ベールダウンをすることの意味とは?


ベールダウンは結婚式で母親が娘に対して行う、最後の身支度ともいえるセレモニー。

結婚式で用いるベールは清らかさの象徴であり、その起源はローマ時代の儀式にあるといわれている。

ベールダウンを行う際、新婦を送り出す母親は「邪悪なものから娘を守ってほしい」という想いを込める。

それに対して、娘は母親への感謝とともに花嫁になる決意を新たにするのである。

ベールダウンとは、新婦とその母親、二人の未来へ向けたそれぞれの想いが詰まったセレモニーなのだ。



ベールダウンの正しいやり方


ベールダウンを行う方法は2種類ある。

1つ目は、入場の際に行う方法だ。
ゲストにも見届けてもらえる演出であり、結婚式のスタートとして相応しい感動的な印象を与えられる。

そしてもう1つは、ブライズルームで行う方法だ。
ゲストに見られることに抵抗があるケースや、母と娘2人だけの特別なイベントとして行いたい場合に選ばれる。

ベールダウンを行う際は、新婦の姿勢に要注意。とくに、ゲストの前で執り行う場合は、美しく見える姿勢を一層意識しなくてはならない。

また、母親の手が届く位置までかがむ配慮も必要だ。

美しい姿勢を作るコツは、背筋を伸ばしたままかがむこと。バランスを崩さずに綺麗な姿勢を維持するため、スカートの中で足を少し広く開いておくのもポイントだ。


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ベールダウンは必須のセレモニー?


ベールダウンは、結婚式で必ず執り行わなくてはならないものというわけではない。たとえば、顔を覆い隠さないマリアベールを使用する場合はベールダウン自体行うことができない。

ベールダウンを行わない代わりに、母親に装飾品を付けてもらったり、披露宴で行ったりするケースも多い。

このように、ベールダウンそのものは結婚式で必須とされるセレモニーではないのだ。

新婦とその母親の意向次第で、柔軟に対応を変えることができるものと考えておくと良いだろう。



ベールダウンを行うときの注意点


ベールダウンを行うに際して、注意すべき心構えがある。

それは、事前にベールダウンを行うことの意味についてしっかりと母親に伝えておくことだ。

ベールを下げるという行為自体はそう難しくないため、作業方法を丁寧に説明する必要はないだろう。

しかし、だからこそ単なる”作業”としてベールダウンを終わらせてしまう可能性がある。

ベールダウンは、結婚において母と娘にとって重要な意味合いをもつもの。

特別なセレモニーだからこそ、母親にもその大切さを理解してもらうことが必要なのだ。


おわりに


ベールダウンとセットで重要なセレモニーとされるのが、新婦と新郎が執り行う「ベールアップ」だ。

ベールアップは誓いのキスの時に新郎が行うもので、このセレモニーを行うことで新郎は母親から娘である新婦を託されたことになる。

ベールダウンとベールアップは、新郎新婦の夫婦としての新たな人生の幕開けとなるセレモニー。

結婚式に取り入れることで、二人にとってより感慨深く思い出に残る式になるだろう。

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