男たちの恋愛反省会 Vol.2

「言葉にしないと分からない?」愛する彼女に “好き”と言えなかった、複雑な男心

ここは、とあるオンライン飲み会の会場。いつもと変わらない男4人が集まっている。

彼らが管を巻きながら話すのは、過去の女への後悔であり、未練であり、慚愧である。

くだらない傷の舐め合いだと言うなかれ。彼らには必要なプロセスなのだ。

今日も今日とて、酒を片手に語らいが始まる。

◆これまでのあらすじ

先日、“他人の話”として、恋愛失敗談を話した隼人。「それ、自分の話だろ?」と、冷静に突っ込んだ静にも、恋愛失敗談があるようで…?


ーやっぱり、苦手だ。

貰い物の赤ワインを口に含んだ静は、顔をしかめた。

林原 静(はやしばら しずか)は、酒が苦手だ。ビールは苦いし、ワインなんてもってのほか。ブドウの糖分をアルコールに変えるなんてどうかしてる。ジュースにしたほうが美味しいに決まっているのに。

だが今日に限っては、どういうわけか酒を飲みたい気分になったのだ。家だから粗相を心配する必要もない。自分1人だけで楽しめる環境だったからだろうか。

アルコールなしで済まそうと思えば済ませることもできたのに。ワインを飲んだことを少しばかり後悔する。

ー酔ってきたかも…。

ぼんやりと靄がかかったような頭の中。フワフワした気分。

だが同時に、今日みたいな自分の恋愛について話す場では、こっちの方が良いのかもしれないとも思った。

いつもクールで冷静な静は、お酒の力でも借りなければ、とても自分の恋愛失敗談を話すことなど出来ない。

ーよし。

もう一口、赤ワインを飲んだ静は、自分の恋愛の価値観を変えることになった過去の出来事を、ゆっくり話し始めた。

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