恋愛のフィロソフィー Vol.4

「えっ、彼女が?」男っ気ナシの29歳女が、裏で着実に結婚に向かっていたワケ

まことしやかに囁かれる、恋愛にまつわる都市伝説。

付き合う前に一線を越えたら、本命になれない。
一人暮らしの女性がペットを飼ったら、婚期を逃す。

それって、本当?

東京には、こんな定説に振り回されず、思うがままに人生を楽しむ女たちがいる。

だって彼女たちは、自分の“恋愛フィロソフィー“を持っているから。

前回は、惚れた方が勝ちだ、と主張する女を紹介した。


ケース4:仕事が忙しい女性は婚期を逃す?


―2019年7月―

「うわ~、なにこの綺麗なマンション。勝ち組感、半端ない!」
「そんなことないよ、コーヒー出すから座ってて」

結婚を機に越してきた、広尾の低層マンション。都会とはいえ、窓からみえる緑が気に入り、即決したこの部屋は、いつだれが来ても絶賛してもらえる。

今日初めて家へやってきた同期の彼女は、興奮した様子で一通りあたりを見渡すと、こちらを覗き込み、小声で話し始めた。

「ねえ、円香。そもそも結婚願望ってあったの?どうやって結婚したの」

「あったよ~。てか、普通にがっつり婚活してたからね」

大学時代から憧れていた外資系消費財メーカーに入社し、20代後半のほとんどを仕事に捧げていた私は、男っ気もなく傍からは独身まっしぐらに見えていたらしい。

「円香、いつの間に出会ってたの?教えて~」

会社の同期とは言え、大学院を出ている彼女は、私の2個年上。最近婚活に本腰を入れ始めたとのことで、興味津々に尋ねてくる。

でも、大丈夫。彼女みたいに仕事のできる女は、意外と婚活に向いているのだ。

彼女のことを応援する気持ちになりながら、1年前の自分に思いを馳せていた。

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