急募:僕の嫁 Vol.7

社内で噂の謎多き美女。休日に目撃してしまった、彼女の衝撃的な姿

運命の相手と出会いたい。誰もが思っていることではないだろうか。

では、運命の相手はどこにいるのだろう。

まだ出会っていないだけ、どこかにいるのだ。

そう思い続けてきた曽根進太郎、29歳。恋愛経験はゼロに近い。

彼の人生をかけた、“運命の相手”探しが今、始まる。

◆これまでのあらすじ

運命の相手だと思った女性・優美子にフラれた進太郎。カウンセラーの室井から、思い込みで人を判断するなと説教されてしまう。落ち込む進太郎だが…?


「はあ…」

進太郎は、マッチングのオファーを眺めながら、ため息ばかりついている。

“勝手な思い込みで相手を判断するのはやめてください”

室井の言葉が何度も脳裏に過ぎる。

“運命の相手”だと思った女性は、自分の想像と全く違った

ルックスや雰囲気が好みだった優美子に、勝手に幻想を抱き、浮かれていたのだ。

−結局、俺ってルックスが大事ってこと…?

“絶対に綺麗な人じゃないと嫌だ!”とは思っていないが、自分好みのルックスの女性と付き合いたいのは本音だ。

振り返ってみれば、良いなと思う女性は、皆、色白、黒髪で、おっとりした雰囲気の女性ばかり。要するに、清楚な女性に弱いのだ。

口では、“価値観が合う人が理想”などと言っていたものの、実際にはルックスに大きく左右されるなんて。進太郎は、自分のことを苦々しく思った。

次のマッチングに向けて相手を探さねば…と、パソコンをスクロールしていると、スマホが鳴った。

「しんちゃん、元気にしているかしら?」

電話越しの甲高い声は、息子のために代理で婚活をしている、ヤバい母親だった。

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