女神のオキテ Vol.8

「SNSで見た今カノが、どうしても気になってしまう」元彼を忘れられない女が取った行動とは?

世の中に様々な職場や集団は存在するものの、それが「女ばかりの世界」となると、多くの人はあるイメージを抱く。

女社会は、厄介なものだというレッテルを貼られてしまうのだ。

この物語は、化粧品メーカーに勤務する主人公が奮闘するストーリーを通じて、「女社会の実情」を描いたものである。

華麗なる女社会で、彩乃はどんな成長を遂げるのか?

◆これまでのあらすじ

大手化粧品メーカーの営業部門から、女たちが集う開発部門へと異動となった彩乃。

隆史と付き合うことになり、恋も仕事も絶好調だ。ある日、里帆と名乗る女がOG訪問を申し出てきたものの、どうやら隆史と何かありそうで…?


「え?隆史くんと滝沢さんって…2人は知り合いなの?」

驚いて声をあげた彩乃を、里帆は一瞥した。だがその問いには答えずに、隆史に向かって話しかける。

「お久しぶりです。驚いた?実は留学から帰ってきて、これから就活するの。化粧品業界もいいなぁって思って、日比さんにOG訪問したの。

やっぱり、隆史さんが日比さんの彼氏だったのね」

-やっぱり?知っていたってこと?

彩乃は、里帆の言葉に違和感を覚えた。ふと隆史の方を見ると、明らかに狼狽えており、青い顔をしている。

「そういえば、日比さん。私インターンの選考も通ったので、近々御社に伺うと思います。また就活のこと、教えて頂けたら嬉しいです♡」

里帆はそう言って作り笑いを浮かべるものの、その目は全く笑っていなかった。

「じゃあ、私はここで失礼しますね」

帰っていく里帆の後ろ姿を見送ってから、彩乃は茫然と立っている隆史に声をかける。

「とりあえず私たちもお店を出よう。場所を変えてちゃんと話したい」

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