男性がひとりで外食するのは受け入れられているのに、未だに世間では、女性がひとりで外食するとなると敷居が高い。
しかし最近、女がひとりでも気軽に入れるハイセンスなお店が増えているのをご存知だろうか。
広告代理店に勤務する桜木佳奈(35)も、最初は「女性ひとりでご飯なんて」と躊躇している一人だった。
だが、 婚活に奮闘しながら彼女が見つけた楽しみは、だれにも気を使わずひとりで食事をする時間。
彼氏を10歳下の後輩に取られた佳奈は、涙のラザニアや出会いのジントニックなど、“女ひとり飯”をしていくうちに、人生も回り始めていき…。
もう流行っていない?“食事会”という名の戦場
「では、乾杯しますか〜!!」
「かんぱ〜い!!」
若い20代の男の子に挟まれながら、分厚いワイングラスで、チープな味のする白ワインを口に含むと、その強いアルコールの香りにむせそうになる。
今日は後輩が呼んでくれた食事会の日。
カリフォルニアをイメージしているかのよ......
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この記事へのコメント
がんばって!佳奈さん!
美味しそうなお料理の描写も、買ったばかりのワンピースもマノロのピンヒールも、大人のお店のカウンターに馴染んで美しいのだろうな、と感じさせる文章、いいですねー。