フォロー・ミー! Vol.2

「この仕事向いてないよ!」上司の言葉に傷つく29歳女を救った、男の言葉

―人生は選択の連続であるー

人は何を基準に「選択」するのだろうか。

安定・お金・愛?

29歳の岐路で、自分の選択基準を“安定”から“好き”に変えた女がいた。

何かを掴むために自ら動きだしたものは、運命すら変える力を持つ。

インフルエンサーのマネージャーという未経験・異業種の世界へ飛び込んだことにより、

平凡だった彼女の運命は、周囲を巻き込みながら大きく動き始める…。

◆これまでのあらすじ

梓がメガバンクからインフルエンサーのマネージメント事務所に転職をして3ヶ月。オーガニックコスメブランド「Berry love」の案件で、人気インフルエンサー・カナが撮影した写真は使わないで欲しいとクライアントの「コスメ・チッタ」からの要請が。このピンチをどうくぐり抜けるのだろうか…?


「新人のマネージャーがクライアントのところに1人で出向いて交渉してくるとは、どういうつもりだ!?」

社内に響き渡る声で、上司の小林が梓を怒鳴りつけている。

「すみません…」

肩をすくめながら、梓はなんとか小さな声で返した。

「でも、『コスメ・チッタ』の担当者は、カナさんの撮影した画像を投稿してもいいって言ってくれました…」

「それは結果オーライってやつだろう?お前一人の判断で動くことじゃない。それに、担当者を説得できなかったらどうするつもりだったんだ。うちとの信頼関係を完全に失うところだったんだぞ!」

カナと『コスメ・チッタ』、双方のためにと思い、居ても立ってもいられなくなりとった行動だった。

「前職が銀行員だったから、真面目で礼儀正しいところが長所だと思って採用したけど、後先考えずに行動するなんてマネージャーには向いてないんじゃないか?」

それから、小林は、マネージャーとはこうあるべきだということを切々と梓に語った。

小林が言うことは、もっともだった。

メガバンクから異業種の世界に飛び込んで、3ヶ月。

まだまだなのは分かっていた。

でも、『情熱だけは誰にも負けない』なんて意気込んで、思わず突っ走った行動をしてしまった…。

ーなんだか、空回りしてるな、私…。



数時間前。

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