“お年賀”は一足早めに目星をつけよう!周りと差を付けるなら桐箱入りが正解です。

クリスマスが過ぎれば、帰省、そしてお正月と、かしこまったシーンがまだ残っている。

ただでさえ忙しい年末だから、年始のご挨拶である「お年賀」は今から考えておきたいもの。

親しい友人同志とのギフトとは一線を画す「お年賀」は、特別感がなにより大切。ここはひとつ、周りと差がつくものをしっかりと選びたい。


“桐箱入り”ということが渡す大人の格を上げる

日本では古くから、日ごろの感謝の気持ちを込めて、そして新年の挨拶としてお年賀を贈り合う習慣が続いてきた。

短い付き合いや、なかなか顔を合わす機会が無い相手に、自分の存在を印象づけ、信頼関係を築く絶好のチャンスだろう。大人のたしなみとして気の利いた飲食店は沢山知っているのに、お年賀選びにセンスを光らせないなんてもったいない。

そもそもレストランで共に食事をしてもたった数時間で終わってしまうのに対し、お年賀は、新年の間ゆっくり味わってもらうものだから、印象が強くなるもの。

そこで選ぶべきは、手に取ったときから特別感を抱かせる〝桐箱〞入りの品。紙箱にはない高級感を演出する桐箱は、新年を気持ち良く迎えるにぴったりだし、いつもの贈答品とは一線を画すこだわりと、格上感を感じる。

迫りくる2020年は、令和初のお正月。令和初のお年賀は相手の記憶にも永く残るに違いないから、大人として一目置かれるお年賀を選びたい。

お年賀の選択肢は多岐にわたるから、渡す相手の嗜好はもちろん、年末年始におけるシチュエーションを想像するのが大切だ。大勢でシェアしたいスイーツから、酒の肴、手土産の定番と、ジャンル別にこだわりの逸品をご紹介する。

― 皆が集まるお正月はシェアしやすいのが大切!その場でいただける甘いもの・編 ―


だれもが大好きなカステラの最上級は新年にふさわしい
『HIGASHIYA』の「カステラとカカオカステラの詰め合わせ」¥7,020(税込)

伝統的な和菓子を新しいスタイルで提案する和菓子店。黄金色の“ヒガシヤカステラ”と、香り高いカカオペースト入り“ヒガシヤ カカオカステラ”のセット。

“ヒガシヤカステラ”は原材料の配合の割合が「卵黄 5:卵白 3」という伝統的な「五三焼き」の製法で丹念に焼き上げたもの。こだわりの「口笑卵(こうしょうたまご)」は、黄身の甘みが強く、豊かなコクを生む。

また、シェアしやすくカットされているものを選ぶのも大人の心遣いだ。


今、東京で一番旬の本格派パティスリーによる焼菓子の宝箱
『Patisserie Camelia ɡinza』の「焼菓子詰め合わせ」¥9,980(税込)

昨年11月にオープンするや、瞬く間に人気店となったフランス菓子店。

オーナーパティシエの遠藤泰介氏は、国内外の製菓コンクールで数々の受賞歴を持つ実力者。その味を絶賛するのは、食通や著名人はもちろんのこと、皇室の方々にまでおよぶ。

焼き菓子の詰め合わせは、しっとり感が印象的なフィナンシェや、マドレーヌだけでなく、パルメザンチーズが香ばしいサブレなども。甘いものが苦手な人も一緒に楽しめるのが嬉しい。


和の食材を取り入れた美しいチョコレートはまさに〝厚さ1cmの芸術〟
『PATISSERIE「栞杏1928」』@ホテル雅叙園東京の「天井画ショコラ「竹林」」¥2,400

「ホテル雅叙園東京」内にあるパティスリー。

ペストリー料理長 生野剛哉氏が手掛けたボンボンショコラは、“ケーキのようなチョコレートを作りたい”という思いから生まれた。小さなチョコレートの中でさまざまな味わいや食感の違いを楽しめる逸品。

館内の天井に描かれている鮮やかな日本画がプリントされているだけでなく、山椒・紫蘇・焙じ茶など和の食材を取り入れているところも、お年賀というシチュエーションにぴったりだ。


だるま・鯛・招き猫など愛らしくもお年賀にぴったりな縁起物がずらり!
『KUGENUMA SHIMIZU』の「KUGENUMA SHIMIZUもなか 銀座限定 幸」¥3,456(税込)

本店は湘南鵠沼の完全予約制レストランで、GINZA SIX店では、和洋融合したスイーツが好評。

7種類の縁起物がモチーフの最中が入ったセットは、皮と2種のあん(黒・白)が別々に入っている。上品な甘さで食通を満足させるだけでなく、食べるときに自分で挟めるのも楽しい。

あんの分量を自分の好みに調整できたり、サクッと香ばしい“作りたて”を楽しむ時間を提案するのも、贈り主の器量の見せどころかもしれない。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo