日々、新しいショップやレストランがオープンし、アップデートを繰り返す街・東京。
東京で、そのすべてを楽しみつくそうとする女を、時として人は「ミーハー女」と呼ぶ。
ミーハー女で何が悪い?
そう開き直れる女こそ、東京という街を楽しめるのだ。
PR会社に勤務するミハル(27歳)も、最新のものをこよなく愛する「ミーハー女」である。
ただミハルの場合は、恋愛においてもミーハーであり、それが人生を少しだけハードモードにしていたのだ。
◆これまでのあらすじ
PR会社で働くミハル。仕事で一緒になった匠からのアドバイスを受けながら、良い恋愛をするために努力をしていたはずだったが…。
ー匠さん、話がありますー
ミハルは眉間にシワを寄せ、画面を睨みつけるように見つめながら、携帯を握りしめた。
どうして都合のいい女になってしまうんだろう。どうして騙されてしまうんだろう。そんな言葉が頭を巡っていると、匠から返事が届く。
ーごめん。今、買い物中。夜ご飯は......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
と、読み返さない。