結婚3年目の危機 Vol.7

「成金はちょっと…」良家の子息を狙って、玉の輿に乗った美女の結婚3年目の後悔

−この結婚、本当に正解だった?−

かつては見つめ合うことに夢中であった恋人同士が結婚し、夫婦になる。

非日常であったはずのときめきは日常となり、生活の中でみるみる色褪せていってしまう…。

当連載では、結婚3年目の危機にぶち当たった夫婦が男女交互に登場する。

危機を無事に乗り越える夫婦と、終わりを迎えてしまう夫婦。その違いは一体、どこにあるのか−?

これまで、生活費7万円を巡って危機が勃発した藤崎家の節約地獄を強いられた妻の言い分“どストライクの美女”を妻に迎えた夫の言い分、超・年の差婚をした広川家の前妻が寝ていたベッドで眠る妻の言い分20歳下の美女を持つ美容クリニック経営の夫の言い分を聞いた。

今回は、狙い通り良家の子息と結婚した土屋美咲の、結婚3年目の後悔。


危機事例④ 度を過ぎた、実家の過干渉–妻の言い分−


【土屋家・結婚3年目の事情】

妻:美咲
年齢:28歳
職業:専業主婦(一児の母)

夫:和宏
年齢:30歳
職業:大手総合商社勤務


「私は最高の結婚をした。そう思っていました」

ウェスティンホテル東京の『ザ・テラス』

夕刻となり、翳り始めた窓の外を眺めながら、土屋美咲は遠い目で呟いた。

その憂いを帯びた横顔に、ほとんど化粧っけはない。薄くマスカラが塗られた長く繊細な睫毛。淡いピンク色の唇も、リップリームを塗っただけに見える。

柔らかいブラウンの髪は巻くこともまとめることもせずおろされ、その隙間からパールのピアスが時折、上品に覗いた。

天然美人。美咲を形容するには、その言葉がぴったりだ。

しかし彼女が静かに動かしたその唇からは、そのナチュラルな存在感とは相反した、計算高い言葉が発せられた。

「結婚はどういう相手とするかももちろん大事ですが、その後ろにある“家”が重要。たとえ本人がどんなに稼いでいたって、長い人生何が起こるかわからない。実家が太くなければ不安定です。その点で、夫・和宏は最高の結婚相手でした」

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