女にとって、人生で最も幸せなときと言っても過言ではない、“プロポーズから結婚まで”の日々。
そんな最高潮のときに婚約者から「別れ」を切り出された女がいる。
澤村麻友、29歳。
ーさっさと忘れて先に進む?それとも、とことん相手を懲らしめる?
絶望のどん底で、果たして麻友はどちらの選択をするのか?
◆これまでのあらすじ
婚約破棄から数ヶ月が経ち、精神的にも落ち付きを取り戻し、ようやく元の生活に戻ることができた麻友。元婚約者の良輔と、その浮気相手の愛にも慰謝料請求することを明言し、弁護士の吉岡を通して手続きを進め始めた。
上司の笠井の後押しもあり、社内の新規事業へ参加することも決まり、いよいよ仕事も軌道に乗り始めた。
笠井と吉岡、二人の男性の間で想いが揺れる麻友だったが…。
結局慰謝料の件は、相手方も弁護士を付け、双方代理人を通しての話し合いとなった。
ここまで来たら麻友は完全にノータッチで、額面の交渉など全てを吉岡に任せることにしていた。
調停や訴訟などや長期化することは双方望んでいないので、示談での決着を目指すことになる。
「ご希望......
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
留学して寂しかったって、たった4ヶ月で!海外転勤で夫婦別々に暮らしてる方とか、どうなるって言うんだ。4ヶ月離れただけで浮気するような人と結婚しなくて本当に良かった。