美緒:「私だって、仕事がしたい」
「ねぇ、ちょっと、相談があるんだけど…」
ぎりぎり日付が変わる前に帰宅した夫を出迎えながら、私は遠慮がちに切り出した。
接待があると聞いていたし、普段なら帰りなど待たずに寝てしまう。しかし律儀に待っていたのは、彼に話しておきたいことがあったからだ。
疲れているだろう......
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