−“女”の幸せとは、結婚し、子どもを産み育てることである。
そんな固定概念は、とうの昔に薄れ始めた。
女たちは社会進出によって力をつけ、経済的にも精神的にも、男に頼らなくてもいい人生を送れるようになったのだ。
しかし人生の選択肢が増えるのは、果たして幸せなことだろうか。
選択に結果には常に自己責任が伴い、実際は、その重みで歪む女は少なくない。
この連載では様々な女たちの、その選択の“結果”をご紹介する。前回はモラハラ夫に虐げられる久美子を紹介した。
今回は自らが世帯主となることを決めた咲子(32歳)のお話。
File:9 世帯主となった女
名前:咲子(仮名)
年齢:32歳
職業:経営者
「私…お金に目をくらませて、うんと年上のおじさんと結婚しちゃうような女のこと、心底バカにしていたんですよ」
週末、都内のカフェで随分と毒のあるコメントを口にしたのは、自身でアパレルブランドを展開しているという咲子・3......
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