もう1人の私 Vol.3

「クズ男は利用するだけ」男を憎む有能な美女の、心に秘めた意外な一面

貴方は、自分の意外な一面に戸惑った経験はないだろうか。

コインに表と裏があるように、人は或るとき突然、“もう1人の自分”に出会うことがある。

それは思わぬ窮地に立たされたとき、あるいは幸せの絶頂にいるとき。

......そして大抵、“彼ら”は人を蛇の道に誘うのだ。

前回登場したのは、失望の結婚生活の末に道を踏み外した雄一(33歳)

今回は、その不倫相手・美砂(34歳)の「もう1人の自分」のを紹介する―。


広く無機質なリビングルームに、切ないピアノとジャズ・ヴォーカリストの甘い歌声が響き渡る。

“愚かな私の心”

日本語にするとそんな意味の言葉が、美砂の心を、ほんの少し搔き乱す。

最新の4K液晶テレビに似つかわしくない、粒子のざらついた荒い映像。白昼夢のようにロマンティ......


この記事へのコメント

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No Name
大丈夫。
お腹の赤ちゃんがママのこといっぱい愛してくれるから。

無償の愛は子供が沢山くれるよ。
2019/07/24 06:0499+返信12件
No Name
美沙が1番欲しいの、欲しかったのは愛なんだな。切ない。
でも、たった1人でもこう見えるよって言ってくれる人がいるのは良かった。
2019/07/24 05:1299+返信6件
No Name
トラウマって持ってる人の方が、それにこだわってより失敗するんだよね。

妊娠する前に、お嫁さんになりたいんだと認められれば、それだけで人生変わったのに。
2019/07/24 05:4378返信13件
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