2019.07.12
女たちのマッドネス Vol.1
セレブ妻の座を手に入れた“秘訣”
私と夫の結婚が決まった時、当時よくつるんでいた婚活仲間たちは、それはそれは悔しそうな顔をしていましたよ。
なんせ私の夫は、東京でアッパー層を狙う女なら誰でも知っている男だから。
外資系投資銀行で成功を収めた、トップクラスのトレーダー。年収は億超え。
しかも稼ぎだけじゃないの。清潔感のあるルックスにスマートな振る舞いは、誰から見ても“最高レベルの男”。
私、彼と初めて出会い数秒話しただけでこう確信したんです。
この人こそ、私の運命の相手だって。
夫と出会ったのは、今の私の住まいとそう遠くない、六本木のタワーマンションで開かれたホームパーティでした。
一緒に参加していたメンバーはというと、テレビにも出ている文化人の女性や医者、それに若くして成功した女社長など。皆、自分でもお金を稼ぐことが出来る、強気の女性たちばかりでした。
そんな中で私だけが、IT系ベンチャー企業の広報。平凡な経歴です。
当時は会社の調子が良くて普通のOLよりは多い給料をもらっていましたが、一緒にいる彼女たちと比べたら雲泥の差。
それでも私が彼女らと行動を共にできたのは、一重にこの恵まれた美貌のおかげと言っていいでしょう。いい男は、美しい花に集まりますから。彼女たちにもメリットがあるわけです。
私たちはお互いの人脈を駆使し合い、東京でも上位0.1パーセントクラスの男を狙っていました。
お金があるだけじゃだめ。人としての完成度を見ています。豊富な経験が必要だし、それでいてスレていない男を求めます。
私の夫は、そういう意味でも最高の男でした。
え...?どうやって彼のハートを掴んだのか?
ふふ、気になりますわよね。私がどうやって、並み居るライバルを蹴散らし、妻の座を手に入れたのか。
何度もお話ししていますが、私、美貌には自信があります。けれど美貌だけではダメ。彼レベルの男なら、女優やモデルとの結婚も難しくないのだから。
私は必死で頭を使いました。そう、人生でこんなに頭を使った、という記憶はないほど…。
例えば?そうね、男性の本能について研究したり、心理学の勉強もしました。
そして何をしたかというと、種蒔きです。あなたに好意がありますよ、という種。
これらはいくら蒔いても蒔きすぎるということがないの。それに男性の「追いかけたい本能」を邪魔することがなく、自然に好意を持ってもらうことができる。
...もっと詳しく知りたい?
それなら、近々もっと突っ込んだことをお話できる場を設けますから、そこにぜひいらして。またご案内しますね。
そうそう、それで、私はとうとう彼にプロポーズされ、優雅な専業主婦としての暮らしを手に入れたわけです。
親切心から始めた、愛され妻ブログ
〜愛され妻・麗子 秘密のサロン〜
カタカタカタ…。
「凄いわ…今日もこんなにたくさんの人が見てくれている」
文章を書くのがあまり得意でなかった私が始めたこのブログ。
それなのに今じゃ、毎日約1万人近くの人が訪れてくれています。
夫との幸せな生活の秘訣を、ほんのすこし、愛に恵まれない女性たちに教えてあげようー。
ブログを始めたきっかけはそう、そんな小さな親切心でした。
それがまさか...自分で自分の首を絞めることになるなんて...。
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