2019.07.15
人生の定点観測~東京女の就活事情~ Vol.1女子の大学進学率が73.2%を誇る、東京。
ある新聞社の統計によると、東京女子の大学進学率は全国で1位、かつ男子よりも高い数字である。
「男女平等社会」と言われて久しいこのご時世、大学時代の最終章ともいえるのは4年時の「就職活動」。
この時の選択は、その後の人生を大きく変えるGATE(入口)だ。
これは、時に賢く、時にあざとく自分の人生を選択していく成城大学出身の3人の女たちのストーリー。
若さと美貌、また裕福な実家というバックグラウンドを兼ね備えた女子大生たちの、22歳(就職内定時)・23歳(社会人1年目)・27歳(社会人5年目)時点の人生を描いたものである。
果たして22歳時の選択は、その後の人生にどう影響をもたらすのだろうかー?
初回は「就活=婚活」と考える、英理佳の就活を覗いてみよう。
ー海外駐在マンと結婚して、優雅に駐妻生活を送るのが、最高の幸せー
英理佳は、物心ついた頃から、こんな価値観を持っていた。
英理佳自身、ロンドン駐在の商社マンである父親と専業主婦の母親のもとで育ち、何不自由ない生活を送ってきた。
中学時代までロンドンで暮らし、高校は成城学園の付属に進学、そのままエスカレーター式で成城大学に入学した。
これまで、特に何かに失敗したことも無ければ、何かに苦労したこともない。
“大学生には見えない”と言われる美貌も、美しく聡明な友人も、語学力も…。自ら行動しなくても、望みのものは大抵手に入ってきた。
そんな英理佳が初めて、自分の手で人生を選択しなければならない時がやってきた。
それが「就職活動」である。
―就活、かぁ…。
学内のキャリア支援センターで、英理佳はまるで人ごとのようにその言葉を唱える。
「就職活動」というものが、いまいちピンと来ていない。それよりも駐妻となるための、“婚活”に近いと考えていたのである。
これまでの人生、幸せは“与えられるもの”だと思っていた。
―自分はそういう星の下に生まれた人間―
漠然と、そう信じていたのである。だが現実は、もちろんそんなに甘くはないー。
時はバブル真っ最中!大手損保会社に入社しましたが、なんと前年まで四大卒女子の採用はありませんでした。短大卒か高卒、しかも縁故採用です。
唯一、出身大学のOG訪問しても「私、縁故だから面接とかよくわからないの」と言われて、仕方なくOB訪問に切り替えました。
でも職種が違うから、結局、ランチご馳走になって終わり、みたいな日々でした。
学歴フィルターを通過出来る学校であれば、ほと...続きを見るんどの大手企業から内定もらえる時代でした。
国が「男女雇用機会均等法」を実施したばかりだから、大手企業なら国の号令に逆らえなかったんですね。
だから、エントリーシートだの、企業研究だのと、
今の若い人たちはすごいなぁ!とオバサン、心から感心しています。
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