オトナの恋愛塾~宿題編~ Vol.61

結婚も考えていたのに…。交際たった3ヶ月で女が別れを決意した、ショッキングな理由とは

宿題1:麻紀子が「YES」と言った時の心情を述べよ


麻紀子と出会った食事会の翌日、僕は彼女を食事へ誘った。するとすぐに返事が来て、僕たちは初デートをすることになった。

「麻紀子ちゃんのタイプって、どんな人?」

まずは、お決まりの質問だ。

「う〜ん。最近自分でもよくわからないんだけど、優しくてスマートな人かな。身長は高い方が好きかも。顔はどちらかというと塩顔が好きかなぁ」

「え?本当?そしたら僕、けっこう当てはまっているってこと?」

僕は身長も高いし、顔も薄くていわゆる今時の顔だ。それに優しさには自信があるし、大学だって会社だって有名どころで、優秀でスマートだと言われてきた。

「うん、そう言われると翔くんかなり当てはまってるよね。翔くんのタイプは?」
「僕は麻紀子ちゃんみたいな子かな。めっちゃタイプなんだよね」
「なにそれ(笑)答えになってないよ〜」

彼女と話しているうちに、僕はどんどん自信を積み上げていく。

「麻紀子ちゃん結婚願望は?」
「あるよ〜!結婚するなら、優しい人がいいかなぁって。翔くんは?」
「僕もある。今すぐにでもしたいくらい」

これは、もしかしたらイケるかもしれない。

その後も、デートの回数を重ねるごとに彼女の心情を探り、自分のことをどう思っているのか、OKなのかNOなのかを慎重に確かめていった。

そして迎えた3回目のデート。この日僕は、麻紀子に気持ちを伝えようと決めており、気合を入れて『K+(カゲロウプリュス)』を予約した。


「こんな素敵なところ、ありがとう。前からこのお店気になってて、一度来てみたかったんだよね〜!!」

店に入るなり嬉しそうにする麻紀子。彼女のためなら、これくらい喜んでする。

「麻紀子ちゃんのためならば。最近、仕事はどう?忙しそうだけど、大丈夫?」
「うん、プロジェクトが佳境でちょっと忙しいけど、なんとか。気にしてくれて、ありがとね」

そんなさり気ない会話をしながら、タイミングを伺っていた。

「翔くんってさ、本当に優しいよね。翔くんに彼女がいないのが、すごく不思議。翔くんの彼女になれる女の子って、絶対幸せだよね」
「そうかな」

この言葉で、麻紀子の僕に対する好意を確信した。

そして満を持して、このデートの帰り際に、僕は交際を申し込んだのだ。

「僕と、付き合わない?結婚を前提に」

すると、麻紀子は一瞬驚いたようだったが、しばらく考えてからふっと笑顔になり、こう答えてくれたのだ。

「うん。これから、宜しくお願いします」

このときの僕は、幸せの絶頂にいた。

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