15:00 宿泊ホテル『アートパラディソ』にチェックイン(残り滞在時間:24時間45分)
今回潤が宿泊先としてチョイスしたのは、メインホテルとは別の、高級デザイナーズホテル『アートパラディソ』。エレベーターを降りるとガラリと印象が変わり、ムーディーな雰囲気に。チェックインを済ませたら、客室へ向かう。
スイートルームのみで構成されている『アートパラディソ』は、ヨーロッパの高級ブティックホテルのような、まさに恋人同士で過ごすのにぴったりのホテル。
洗練されたデザインの内装と、こだわりを感じる家具のセレクト。さらには、ゆったりとした客室の広さに二人とも大興奮だ。ミニバーも充実しており、なんとワインのサービスも。ネスプレッソがあるのも嬉しい。
土日の宿泊料金は、約34,000円~(一室あたりの金額。但し、時期や予約サイトにより価格は変動)。
16:00 スパ『シメール』で、プールやチムジルバン(残り滞在時間:23時間45分)
次に向かったのは、スパ『シメール』。モダンでラグジュアリーな内観は、まさに“オトナのプール”だ。高い天井高を誇り、室内にいるのを忘れてしまうような開放感に浸ることができる。
こうして恋人同士で浮き輪に乗って、大きなプールにぷかぷか浮かんでいるだけで、日頃のストレスが吹き飛んでいくような気がする。
プール内にはカラフルなチェアやスワンの浮き輪など、SNS映えする仕掛けがあるのも、女子心をくすぐる。
『シメール』には、他にもテーマの異なるスパや、インフィニティプールなど様々な施設がある。
中でも潤と由香里を驚かせたのは、ウォータースライダーだ。
階段で4階に登り、そこから二人乗りの大きな浮き輪に乗って、スリル満点のウォータースライダーを楽しんだのだった。
子供に戻ったみたいに散々はしゃいで楽しんだ二人。遊び疲れた後は、ちょっぴり雰囲気を変えた『ケイブ・スパ』でリラックス。
洞窟のような空間のこちらのスパは、まるでどこかの温泉宿に来たみたい。ゆったりとスパを楽しみながら二人で見つめ合っていると、なんだかドキドキして、出会った頃のトキメキが蘇ってくるようだ。
—由香里が楽しそうで、良かった…!
潤はホッと胸をなでおろした。実は今回、「パラダイスシティ」を選んだ理由のひとつが、スパ『シメール』にあったから。リゾート地で過ごしたり、のんびりホテルステイをするのが好きだと言っていた由香里に、ここのスパなら喜んでもらえる気がしていたのだ。
「せっかく韓国に来てるんだし、韓国式サウナも行ってみない?」
「もしかして、チムジルバンのこと?行きたい!」
存分にプールを楽しんだら、チムジルバン(韓国式サウナ)ゾーンへ。カップルで一緒にサウナを楽しめるのが、韓国式サウナのポイントだ。
以前ソウル旅行で、由香里もチムジルバンを体験したことはあったけれど、洗練されたオシャレなチムジルバンは「パラダイスシティ」ならでは。
「ねえねえ、前に韓国ドラマで見て、やってみたかったことがあるの!」
「え、なになに…?」
由香里の提案で、韓国ドラマのワンシーンみたいに、頭に羊巻きタオルをかぶって、二人で笑い合う。さらに、売店で売っているゆで卵、そして韓国の伝統的飲料「シッケ」を持ち込むのが韓国現地風のサウナの過ごし方なのだ。