世界三大料理のひとつトルコ料理。東洋と西洋の文化が交差する国のそれとあって、日本人の口に非常に合う。代表的な「ケバブ」は、ローストされた肉や魚、野菜全般を中東とその周辺で呼ぶらしい。
われわれが思い浮かべるのは、回転する肉を削ぎ落とすドネル・ケバブだと思うが、あれは塊肉ではなく、ソースやスパイスで味付けた薄切り肉を何百枚も重ねてあの大きさにする。気が遠くなる作業なのだ。牛肉で作る絶品が阿佐谷にあると聞いて出かけた今回、「店主・エリフさんのこだわりが詰まった料理だよね」と速水氏の言葉通り、フォークとビールが止まらない。行かなきゃ、損だ。
速水もこみちの 「FOODTRIP IN TOKYO」
東京ほど世界中の美食が味わえる街はないだろう。
珠玉の各国料理を速水もこみちがナビゲートする。