オトナの恋愛塾~宿題編~ Vol.48

この関係って、一体何・・・?毎月1回二人で食事へ行くけれど“恋人”ではない、男と女の謎

宿題1:初デートの時の淳太の心情を答えよ


初デートは、お互いの家が近いという理由で『QUINDI』になった。

「ここ、来たことあった?」
「ないです!前を通りかかる度に気になっていたんですよね〜」

このお店は、レストランの隣にワインショップが併設されており、ショーケースの中から好きなワインをボトルで選べるスタイルになっている。

二人でワイワイ言いながら、今日飲むワインを一緒に選ぶのも楽しかった。


「へえ、真帆ちゃんはイタリアワインが好きなの?」
「はい!淳太さんは何が好きですか?どれにしましょう」
「僕はそんなに詳しくないから真帆ちゃんの好きなのでいいよ!任せる」
「本当ですか?すごいワイン詳しそうなのに・・・そしたら、これはどうでしょうか?」

こうしてワインを選び、食事も楽しみつつ、初デートで淳太とはすぐに打ち解けた。

「真帆ちゃんって、絶対モテるよね?」
「そんなことないですよ〜!淳太さんの方こそ」

確かに私はモテない方ではないが、淳太だってモテそうだ。どうして独身でいるのか、不思議でたまらない。

「淳太さんは、彼女とかいないんですか?」
「それが今いないんだよねぇ。真帆ちゃんは?」

実は先週彼と別れたばかりで、何なら家にはまだ彼の私物がある。しかしそんなリアルな回答も求めていないだろうと思い、私は軽く言葉を濁す。

「あ〜実はちょうど、最近別れたばかりで・・・」
「え?そうなんだ!」

淳太の笑顔を見て、一刻も早く元彼の荷物を処分しようと心に決めた。こんな素敵な人と出会えて、感謝しかない。

「でも真帆ちゃんモテそうだから、競争率高そうだなぁ」

彼の言葉に、私はいちいちドキドキしてしまう。これは、淳太も私のことを狙おうとしていると捉えて良いのだろうか?

そんなことを考えているうちに、気がつけばもうお会計の時間だった。

「この後どうする?僕はまだいけるけど、真帆ちゃんは時間平気?」

平気に決まっている。“もちろん!”と頷き、私たちは近くのバーで飲み直すことになった。そして2軒目では、お互いの恋愛観なども深く話し、かなり良いムードになっていた。

「結構飲んだね。酔っ払っちゃったよ」

気がつけば、外に出た時に淳太はさりげなく私の手を握っていた。その手は大きくて、私も思わずギュッと握り返す。

時刻は24時だ。この後、どうするのだろうか?

だが、今日は初デートだ。軽い女だと思われたくない。一緒に帰りたい気持ちをグッと抑え、笑顔を浮かべながらも、泣く泣く淳太の手を振りほどいた。

「今日はありがとうございました♡またすぐにね」

そうしてタクシーに乗り込み、初デートは終了したのだが、ここから私たちの関係はこじれていくのだ。

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