「僕の彼女は、女優です」 Vol.3

「なんで、あの子ばかり…?」2流モデルが抱いた劣等感と同時に渦巻く、姑息な女の打算

—芸能人。

それは選ばれし一部の人しかなれない、煌びやかな世界で生きる人たちのこと。

東京という街は、時に芸能人と出会うチャンスに溢れている。

テレビの中の人物が、ある日突然、レストランで隣の席に座っていることもある。

東京には、夢が溢れている。ドラマのような出会いが、実際にある。


IT社長として財を成した中澤隼人(35歳)も、そんなドラマのような体験をした一人。

平凡な毎日を送っていたが、今をときめく女優・悠美(ゆうみ)と出会い二人きりで食事へ行く仲となった

しかしその一方で、二人の知らない所で様々な人たちの思惑が動き始めていたのだ・・・


—モデル・亜弥の思惑—


「中澤隼人 IT」

あの日『イルブリオ』での食事会へ行く車内で、私は素早く彼の名前を検索していた。

今日の食事会をセッティングしてくれたのは、女子アナの奈々だった。今日来るメンツを聞いたところ、モデル仲間では名の知れた経営者の弘人と、たまにテレビでも見ることのある隼人だと......


この記事へのコメント

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No Name
月旅行がツボって策略がどうでも良くなってしまいました。笑
2019/03/25 05:3399+返信1件
No Name
勝手に石原さとみと前田社長イメージして読んでる
2019/03/25 05:5283
No Name
「しかも絶妙に男ウケするダサさも持ち合わせていて」〜確かにキレイにこういう要素がプラスされてる子ってモテるよね。
2019/03/25 08:1670返信1件
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