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最後の恋 Vol.4

「普通レベル」のくせに…。あの子が、美女を渡り歩いたモテ男から“最後の女”に選ばれたワケ

人はいつだって、恋できる。

だが振り返ったときにふと思うのだ。

あのときの身を焦がすような激しい感情を味わうことは、もうないのかもしれない。あれが「最後の恋」だったのかもしれない、と。

それは人生最高の恋だったかもしれないし、思い出したくもない最低な恋だったかもしれない。

あなたは「最後の恋」を、すでに経験しているだろうか…?

この連載では、東京に住む男女の「最後の恋」を、東京カレンダーで小説を描くライター陣が1話読み切りでお送りする―。

前週は、恋愛体質の女・ミホの話を紹介した。

今回は、ミホとは結ばれなかった一樹が、最後に選んだ女・茜の物語。


選ばれた女、選ばれなかった女


「ミホ先輩、二次会いらっしゃいますか?夫も、ぜひ来てほしいって…」

式場でゲストを見送りながら、私はあの女に尋ねた。夫、という部分をほんの少しだけ強調して。

あの女ーミホさんは、私の職場の元先輩。そして私の夫・一樹と"何かしらあった"であろう人だ。

「明日から出張な......


この記事へのコメント

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No Name
結婚したばかりの時から、相手が死んだ時のこと考えるなんて絶対嫌だwww

最後の女になるのはいいけど、この関係辛くないのかなー…。
2019/01/28 05:5599+Comment Icon27
No Name
何かしらある女を平気で家に呼ぶ夫でいいの?ありえないわー
2019/01/28 06:0199+Comment Icon4
No Name
最後の女になっても最後の恋ではない。
そして、最後の女になれない可能性高い。
2019/01/28 06:0699+Comment Icon1
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最後の恋

人はいつだって、恋できる。

だが振り返ったときにふと思うのだ。

あのときの身を焦がすような激しい感情を味わうことは、もうないのかもしれない。あれが「最後の恋」だったのかもしれない、と。

それは人生最高の恋だったかもしれないし、思い出したくもない最低な恋だったかもしれない。

あなたは「最後の恋」を、すでに経験しているだろうか…?

この連載では、東京に住む男女の「最後の恋」を、東京カレンダーで小説を描くライター陣が1話読み切りでお送りする―。

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