「ねえ、颯太もおかしいと思わない?」
留衣は2杯目のビールを注文すると、向かいに座る颯太に向かい、ぐっと身を乗り出した。
先週、颯太とのグループラインを作ろうというメッセージを送ったところ、スタンプでの返事が来て以来、真美からの連絡が途絶えた。
LINEの調子が悪く......
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「ねえ、颯太もおかしいと思わない?」
留衣は2杯目のビールを注文すると、向かいに座る颯太に向かい、ぐっと身を乗り出した。
先週、颯太とのグループラインを作ろうというメッセージを送ったところ、スタンプでの返事が来て以来、真美からの連絡が途絶えた。
LINEの調子が悪く......
可憐な妻と優しい夫。
わたしたちは、誰もが羨む理想の夫婦だったはずなのに。
若くして結婚し、夫の寵愛を一身に受ける真美・27歳。
鉄壁で守られた、平穏で幸せな生活が、あることをきっかけに静かに狂っていく。
そしてやがて、気付くのだ。この男が、モラハラ夫だということに。
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