35歳のヤバい女 Vol.8

35歳のヤバい女:人妻がなぜモテる...?食事会で判明した、女の意外なヒエラルキー格差

ー女の市場価値は27歳がピーク、クリスマスケーキの如く30歳以上は需要ゼロなんて、昭和の話でしょ?ー

20代の女なんてまだまだヒヨッコ。真の“イイ女”も“モテ”も、30代で決まるのだ。

超リア充生活を送る理恵子・35歳は、若いだけの女には絶対に負けないと信じている。

周りを見渡せばハイスペ男ばかり、デート相手は後を絶たず、週10日あっても足りないかも?

しかし、お気に入りのデート相手・敦史が26歳のCA女を妊娠させたことをきっかけに、バツイチの元彼・新太郎に馬鹿にされたりと、災難が続く理恵子。

とうとう友人の茜の夫に男を紹介してもらおうと目論むが、新たなトラブルが発生した。


「アキラくんが土下座して謝るまで、私、絶対に家に帰らないわ」

六本木ヒルズの『ル・ショコラ・アラン・デュカス』で落ち合った茜は、ドスの効いた声でそう言い放った。

「ちょ、ちょっと落ち着いてよ...。土下座はさすがに大袈裟じゃない?」

古い友人の茜は2歳の息子持ちの専業主婦であるが、理恵子が原因で夫と口論となり、なんと家出をしてしまったのだ。

というのも、理恵子は軽い気持ちで茜の夫に好条件の男の紹介を頼んだのだが、彼は「35歳の女なんて俺の友達に恥ずかしくて紹介できない」と返答したらしい。

その言葉には理恵子もだいぶショックを受けたものの、茜自身があまりに感情的に激昂しているため、なぜか失礼な夫をフォローする羽目になっている。

「私、アキラくんが年齢で女を判断する男だなんて思ってなかった。そもそもあの人は、男尊女卑思考が強いし、瑛太が生まれてから私を完全に家政婦扱いしてるの。しばらく孤独にさせて、痛い目みればいいんだわ」

茜はそう言って、夏季限定の濃厚ショコラがたっぷり入ったかき氷を一気に貪り始める。

日頃の鬱憤が爆発した人妻ほど、扱いに困る女はいない。

理恵子はそんな事実を痛感しながら、大きな溜息をついた。

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