高学歴女子の遠吠え Vol.7

ミスコン美女と26歳で結婚した商社マンが、“普通っぽい女”の魅力に目移りする理由

年収3,000万円を要求する美人より、年収1,000万円で喜び続ける普通の女の方がモテる


直樹の妻は、MARCHのどこかの大学のミスコンに出場していた美人だ。見た目に関しては希とは格が違うのは認めざるをえない。いつ駐在の話が出ても良いようにと、直樹が26歳、奥様は24歳で結婚したと記憶している。

「うちの嫁なんて、給料はずーっと右肩上がりで増えていくと思ってるみたいなんだよ。でもさ、会社に入って5年も経てば、社内での自分の限界値って見えてきちゃうじゃん。悔しいけど。」

男子全員が頷くのを見て直樹は続ける。

「商社マンで年収3,000万円いくのなんて、ほんの一握り。努力だけでは超えられない壁があるっていうのを分からない嫁はしんどいよ。」

「その点…」

直樹は少し言い淀みながら言葉を選んでいるようだった。

「希は外銀で一度大変な思いをしているから、“出世して”ばっかり言ってこなそうじゃん。」

「ふふっそうだね、そうかも。」

希はおかしそうに笑っている。その様子からは、数年前の激務だった当時のトラウマを完全に乗り越えたことが覗える。


「お前らも、予約が取れない店に連れて行ってとか平然と言ってくる女には気を付けた方が良いぞ。弱みを見せられる関係じゃないと、結婚生活を続けるのは大変だから。」

そういう直樹は、最近はもっぱらスナックの常連になっているらしかった。



弱みを見せられる関係かあ…。

お土産に握ってもらった雲丹ごはんを食べながら、夏希は一人暮らしの部屋のソファで、研修後の武田さんとの会話を思い出していた。

…武田さんは自分に弱みを見せてくれた気がする。ということは脈ありなのだろうか?

思いきってランチにでも誘ってみようかしら…と携帯に手を伸ばす。しかし、断られたらどうしようと思うと、メッセージを送るのが躊躇われた。

そこに千春からLINEがきた。

“夏希、今度の水曜日空いてる?女子大の友達がね、外銀とお食事会するって!!夏希も良かったら来ない?”

正直、武田さんのことが気になり、あまり気乗りしない。しかし、先日の留美の忠告もある。

“お誘いありがとう。是非、ご一緒させて。”


▶Next:8月16日 木曜更新予定
彼氏ができない女にありがちな問題点とは?



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