隣のスーパーウーマン Vol.13

セクハラ男に、成敗を!荒れ果てたオフィスに光をもたらした、スーパーウーマンの正体は・・・

問題児ばかりが集う閉塞的なオフィスに、ある日突然見知らぬ美女が現れたー。

女派閥の争いにより壊滅的な状況に直面した部署に参上した、謎だらけのゴージャスな女・経澤理佐。

理佐は、崩壊寸前の部署の救世主となるのか?


「墓場」と呼ばれる部署に、ミステリアスな女・理佐がやってきた。

理佐の活躍により、結託していたお局女性陣・おつぼねーずはついにバラバラになりはじめる

そんな中、おつぼねーずボス・陽子が課長と男女の関係であるという衝撃の事実が明らかになる。

課長の、部長の座を狙う野望や、女をバカにするような考えを知った理佐。

どう決着をつけるのか?ついに最終回!


「スキルや経験は、自分を裏切らない。私に、そのお手伝いをさせてくれませんか?」

理佐は藤沢陽子に向かって、真剣な表情でそう告げた。

だだっ広い会議室の時間が止まったかのように、静まり返る。理佐の言葉は、陽子にはどう響いたのだろうか。

長い沈黙を破ったのは、由美だった。

「藤沢さんと私は1歳違いで、昔は『気付けば私たちお局だね』なんて笑って話したり、飲みながら将来に対する漠然とした不安を語り合える、数少ない経理部の同僚でした。」

その声は震え、時々裏返りながら、由美はゆっくり言葉を紡ぐ。

「わたしも、年を重ねていく不安やプライドに飲まれ、周りから使えない人とか、結婚できない人って思われるのが怖かった…。」

由美のこんな弱々しい言葉を、春菜は初めて聞く。

-26歳の自分にとっては10年先の話だ。でも、まだ先だと考えて何もせず過ごしていると、いつの間にかダークサイドに支配されてしまうのかな…。

誰しも抱える可能性のある闇。それは足音を立てずに迫ってくる。

自分に自信がなければ、あっという間に闇に飲み込まれるだろう。

春菜は10年後の自分を考え、身震いした。

「確かに、藤沢さんや課長に脅されて、周りにひどい事をしてきました。でも、それを選択したのは弱い自分です。藤沢さんのことは責めません。」

由美の力強い言葉。隣の水沢沙織もコクコクとうなずく。

そんな2人に陽子は笑いながら声を放った。

「相変わらずお人よしね。」

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