2018.06.07
ホテルとバスルームと Vol.2「ホテルとバスルームと」。この連載では、日本各地の素晴らしいホテルと、そのバスルームへのこだわりを紹介していく。
東京から電車で約1時間半、車で約2時間。日本屈指のリゾート地として、全国から旅行者が訪れる箱根。今回は、そんな箱根で大人気のホテル『箱根・翠松園』を取り上げる。
この『翠松園』とは大正時代に建てられた日本有数の財閥、三井家の別荘。国の登録有形文化財で、その貴重な和建築をメインダイニングとBARとしてリノベーションしている。
広い森の中心に『翠松園』があり、それを取り囲むようにヴィラを配したユニークな作り。
箱根という場所の自然の豊かさを存分に享受できる。
■眼下に広がる見渡す限りの緑。まさに森の中に滞在する感覚
箱根観光の中心となる箱根湯本駅から、箱根登山線で約30分。最寄りは小涌谷駅。ゲストには、駅からの送迎車サービスがある(予約者1組ごと)。
そして、箱根1号線を5分ほど登った場所に、『箱根・翠松園』はある。
まず、見えてくるのがシンプルでモダンなロビー棟。緑に囲まれた低層の建物は、静寂の時間を想起させる。
ロビー棟に入ると、窓の向こうに箱根の山々が広がり、その緑の多さにまず圧倒される。
チェックインは部屋で行うことができ、待ち時間は皆無。さりげないホスピタリティが早速嬉しい。
『箱根・翠松園』は3,000坪の広大な敷地(サッカー場がすっぽり収まるほど)の中心に『翠松園』があり、周囲に全23部屋を要するヴィラが4つ点在している。
山の起伏に沿ったレイアウトがなされており、ヴィラはロビー棟からエレベーターで降りた場所にある。
ロビー棟からは『翠松園』の全容は望めず、エレベーターで地上に降り、歩いて行くとその姿が見えてくる。それもまた心にくい演出だ。
地上に下りると、まず緑と曲線を伴う小道が見えてくる。これが、まさに完成された一枚絵のよう。
思わずカメラを取り出してしまうほどの美しさだ。
「ここに来るといつも以上に散歩する人が多い」というのも、この自然なら頷ける。昼間の時間は緑が心地よく、夜には、星空がプラネタリウムのように広がる。
日頃、意識しない1日の時間の経過や、何度も訪れれば季節の移り変わりを五感で感じることができる。
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