新橋はうるさくて、雑多な街。そういうイメージを持っている人がほとんど。しかし、ここ最近は若い女性でも気軽に入れるお店が増えている。
その最たるお店が、新橋のシンボル的ビルにオープンした。ここ「ニュー新橋ビル」は、鮨の名店『鶴八』をはじめ、人気居酒屋が居を構える隠れ家的なグルメビル。
そこに、4月に誕生したのがスタイリッシュな大人の焼鳥店『新橋あかべえ襷』だ。
飲み屋の聖地に誕生した、スタイリッシュな焼き鳥店
もともと、歴史ある喫茶店だったという場所で、内装は当時のレトロ感を生かしつつ、インテリアはスタイリッシュ。その都会的なムードこそ、新橋でも希少な雰囲気といえる。
大きな窓の外には、JR新橋駅のホームがほぼ目線にあるというサプライズ。夜の闇に浮かぶ駅の風景はドラマを見るようで、会話に程よいスパイスを投げ入れてくれる。
後輩女子と飲む夜など、カジュアルだけどこだわりたい、そんなシーンにぴったりだ。
焼鳥は、その日の朝にさばいたばかりの新鮮な「総州古白鶏」を中心に、部位ごとに鶏肉を厳選。
名物はレアに焼いたレバーとジューシーなナンコツだ。焼鳥に合わせて選んだ約40種類の日本酒をかたむければ、猥雑な街のカオスビルとはうらはらに、ここだけはまるで別世界。
けして高級ではないが、それゆえに心許せる空気感。それが女性を誘うにたる安心感をもたらしてくれる。
気負いなく笑って飲んで、美味しい焼鳥をほお張れば、笑顔の絶えない時間が過ぎていく。
一流店に引けを取らない味とリラックスできる空間で、女性にはハードルが高いと思われがちなビルに風穴をあけた。
こんな隠れ家を知っていること、それこそが大人の器の大きさとなる。
左から、肉を多めに残し、特注でさばいてもらうナンコツ、ジューシーな鶏肉とねぎの相性がいいねぎま、秘伝のたれがからむトロリと滑らかな白レバー。焼鳥は、知る人ぞ知る西葛西の名店「鳥焼きあかべえ」の秘伝のタレと絶妙な火入れを受け継いでいる