花の第1営業部 Vol.9

「会社に左右される人生」はどこまで許せる?突然の打診に心が揺れる、30代サラリーマンの悩み

まるで90年代トレンディドラマの、主人公のような男がいる。

彼の名は、一ノ瀬瑛太。ニックネームは“イチエイ”。

華やかなイメージの広告代理店の中でも、「エリート」とされる、大手自動車メーカーの担当営業だ。

慶應義塾大学卒業。港区の大手広告代理店勤務。“花の第1営業部”所属、35歳、独身。

エリート街道をひた走ってきた瑛太は、このまま順調に出世できるのか…?

これは、東京でしのぎを削る30代サラリーマンの、リアルな心の叫びである。

初めてチームリーダーを任されて臨んだ競合プレゼンは、まさかの結果となった。その後屈辱的に、後輩の部下になりながらも、なんとか再プレゼンが終わった。そんな瑛太に、また新たな試練が…。


「一ノ瀬、ちょっとこっち来れるか?」

航が仕切る、プレゼン結果報告の打ち合わせを終えて会議室から出ると、突然、本部長から声をかけられた。

-こんなタイミングで本部長から?…一体何の用事だ?

不審に思いながらも、もちろん断る訳にはいかない。

「はい、すぐ伺います......


この記事へのコメント

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No Name
大阪転勤くらいで人生が左右される!とか騒ぐくらいだったら、サラリーマン向いてないんじゃない?大企業なら国内国外関わらず飛ばされたり、出向させられたりするでしょ。一言友達に言われただけで目標が変わるようじゃ、役員にも向いてなさそう。
2018/05/11 06:2999+返信11件
No Name
え、関西に友だちがいないから行くのが嫌って幼稚な気がするけど…
2018/05/11 05:4086返信1件
No Name
失敗の直後にチャンスくれるって良い上司だよね。
大阪で死ぬ気で挽回しようと思わないのかな?
2018/05/11 05:4880
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