「銀座で鮨」ぐらい、「麻布十番で焼肉」が大人の嗜み。ちょっと遅い時間からってのが一層ツウっぽい。
少し暗くて、ムーディー。女性を連れて行くなら、この位の雰囲気がちょうどいい。
十番らしく、大人なでムード溢れる焼肉店を紹介しよう。
十番のキンタンは艶しかない。この個室では欲望に忠実に従いたくなる
『麻布十番焼肉 KINTAN』
肉質、雰囲気、サービスと三拍子揃った〝東京焼肉〞の筆頭格といえばご存じ『KINTAN』。ワインやサイドメニューも豊富に揃えており、デートでもお食事会でも「絶対にスベらない焼肉店」として、すっかりおなじみの存在だ。
現在は都心を中心に15店舗を展開しているが、遊び慣れた大人が集う街とあって『麻布十番焼肉 KINTAN』には俄然、ラグジュアリーな雰囲気が漂う。メインダイニングのほかに個室が5つ。
+3,000円の室料で、この特別感を味わえるとくれば、費用対効果は抜群!
ここでいただけるのは極上の神戸牛。ワインの充実ぶりも目を見張る。
目も舌も肥えた大人を満足させる周到ぶりだが、さらなる特別感を味わうためには、2階奥の個室を押さえたい。
真紅に彩られた空間は焼肉店らしからぬ、スタイリッシュさ。シャンデリアの光が妖しい影を落とし、いつも以上に会話が弾むはずだ。
また、食後に外のテラスに出て、雰囲気を変えられるのもイイ。この部屋には、麻布十番の艶やかな夜がばっちりハマる。覚えておけば、大いに重宝するはずだ。
※こちらの店舗は、現在閉店しております。
商店街のビルの一室。十番を根城にする者はこういう場所にいきつけを持つ
『焼肉やよい』
〝いきつけ〞というのは、時にその人の株を上げてくれる。そこが十番で、しかもひっそりと佇む隠れ家であれば、なお有効だ。
「麻布十番商店街の穴場店」と話題の『焼肉 やよい』は、三重県の鈴鹿市に本店を構え、F1レーサーが贔屓にする店として、地元ではよく知られた存在。
県外初の支店としてオープンした麻布十番店は肉質同様、お忍び感のある雰囲気づくりにもこだわっている。
控えめな看板に落ち着いた照明。ゆったりとしたカウンター席を設けた大人好みの空間では、オーダーが入ってからカットする鮮度重視の肉を堪能することができる。
名物は、表3秒、裏3秒、さらに返して3秒焼く塩ロース。塩味で肉の甘みがぐっと引き立ち、白米はもちろんお酒との相性も抜群だ。
美味しい肉を味わい、カウンターで語らえば相手との距離が縮まるのは必然。十番で誰かを案内するなら、こういう店を知ってこそ、株が上がるというものだろう。
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