アラサーの神戸嬢を語るには欠かせないある“時代”が、神戸にはあった。
2000年代初期、今なお語り継がれる関西の「読者モデル全盛期」だ。
それは甲南女子大学・神戸女学院大学・松蔭女子学院のいずれかに在籍する、容姿端麗な神戸嬢たちが作り上げた黄金時代である。
しかし時を経て読モブームは下火となり、“神戸嬢”という言葉も、もはや死語となりつつある。
高校時代から、神戸嬢に憧れて姫路出身の寛子。
神戸女学院大学入学後は読者モデルデビュー、さらに憧れの菜々子のブランドでのアルバイトで、「神女の寛子ちゃん」から「菜々子のブランドの寛子ちゃん」と呼ばれるようになり、全てが思い通りに進んでいたはずだったが・・・。
憧れだったはずの、”神戸嬢”。
しかし一度抱いてしまった“神戸嬢”への違和感は、どんどんと大きくなるばかりだった。
巻き髪と高価なブランド物を、皆が同じように着飾ること。親のバックボーンありきの生き方で、友達や彼氏までもが付属品として重要であること。そしてうわべの笑顔で保......
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この記事へのコメント
圭子、すごく周りが見えてて気遣いが出来る良い子になってるけど、
最初、露骨に主人公無視したり、化粧にダメ出ししたり意地悪してなかったっけ?
男女やその場の雰囲気で態度変わりすぎじゃないかな。汗
昔読者モデルブームで雑誌に出まくってた顔面微妙な三人組とかいたし。
親しみやすいから??何がいいのかまったくわからなかった。
それと東京ではショップで働くのとか誰も憧れないけど、関西ではいいことなのかしら?
変なの。