ハイスペ婚の履歴書【妻】 Vol.3

「妥協じゃなくて妥当なの」お食事会1,000回越えで商社マンを掴んだ女:ハイスぺ婚の履歴書【妻】

好き、じゃなきゃ結婚できない。
でも好き、だけでも結婚できない。

東京で勝ち組でいつづけるには生まれ・学歴・収入・ビジュアルが複雑に絡んでくる。欲望と打算と、認めたくない妥協と。

勝ち組と言われる結婚をした夫婦たちは、どう折り合いをつけハイスぺ婚に至ったのか?

披露宴で聞かされる新郎新婦の馴れ初めなんて、正直もう聞き飽きた。

ハイスペ婚に辿りついた夫婦たちの、これまでの人生とは?

舞はなぜ幼馴染の尚子に同情される結婚を決意したのか?


港区ネイティブ:舞(33歳)専業主婦の場合


自宅近くが良いとの希望で、舞とは『ザ テンダーハウス ダイニング』で待ち合わせることになった。

彼女は自宅から5分の距離の外出とは思えない、気合いの入った巻き髪を揺らしながらやってきた。にゃんにゃんOLがそのまま主婦になった様な、甘ったるさを残している。若く見える訳でもないのに、33歳という年齢がしっくりこない。若さというより、幼稚な幼さをまとった女であった。



私、ほとんど港区から出たこと無いんです。

小学校から港区にある私立の女子校で過ごして、大学は慶應だったので三田に通っていました。1年生の時だけ日吉に通ったけれど、ようやく共学に行けたという喜びがあったから、あんなに遠くまで通えたんでしょうね。

そう、実家も白金です。結婚しても実家の側が安心だから、パパがマンションの頭金を出してくれて、実家から徒歩3分の場所にマンションを買いました。

尚子ちゃんとは幼稚園が一緒でした。小学校から別々だったけれどママ同士が仲が良いし、家が天現寺に近いので、放課後は幼稚舎の子達のたまり場みたいになっていて。だから、幼稚舎の同級生の男の子とは、幼馴染みたいにして育ちました。

幼馴染の男の子達が塾高に上がってからは、毎日合コン三昧でしたね。女友達の間でも、誰が一番早く彼氏ができるかの競争で。私も、夏休み前の合コンで出会った2個上の先輩と付き合う事になりました。

彼はスーパー高校生と言われる雑誌に出ているような人で、私は有頂天でした。彼と江の島の花火に行って鎌倉プリンスにお泊りした話を、みんな羨望の眼差しで聞いてくれて。一人だけ大人になった気がして、私は得意満面でした。

【ハイスペ婚の履歴書【妻】】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo