東京の勝ち組女である“港区妻”には階級がある。
頂点に君臨するネイティブセレブ港区妻たちの闘い、それは慶應幼稚舎受験である。地方出身の桜井あかりも、ひょんなことから幼稚舎受験に挑むことに。しかしそこには、数々の試練が待っていた。
旬の成長を妬んだ幼稚園のママ友から中傷を受けるも、玲奈と百合と話し、自分を取り戻したあかり。
受験本番を数日後に控え、玲奈の娘莉奈が、幼稚舎試験を受けられなかったことを知ったあかりは、玲奈の気持ちを考え、涙を流す。そしていよいよ、旬の受験本番の日―。
時計の針が進むのが、やけに遅く感じられる。
旬が幼稚舎の試験会場に入室してから30分が経った。あかりは保護者のために用意された教室の窓から、外を見つめる。都心とは思えない広い校庭で、抜けるような初冬の青空をバックに、大木の梢が揺れていた。
念のため持ってきた、願書のコピー......
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この記事へのコメント
お母さんも子供以上に心理的ストレスもかかるし、時間も取られ、、、結果、
なんであんなに(私)頑張ったのに!!ってなってしまいそうなのに。
先週のお母さんは、、、どっちかというと後者タイプでしたよね。
なるほど、なんかスッキリした。。