盛り上がりに欠ける恋
“亜希ちゃん、今日夜家に来ない?”
火曜日の午後。
代官山のセレクトショップでの商談を終えたタイミングで、賢治からLINEが届いた。
賢治はマメな男で、あの夜以降、毎日欠かさず連絡が来る。
「亜希さんが好きなんだ」というストレートな告白、店のムードとワイン3杯......
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“亜希ちゃん、今日夜家に来ない?”
火曜日の午後。
代官山のセレクトショップでの商談を終えたタイミングで、賢治からLINEが届いた。
賢治はマメな男で、あの夜以降、毎日欠かさず連絡が来る。
「亜希さんが好きなんだ」というストレートな告白、店のムードとワイン3杯......
「最近、良い出会いがない」
未婚・美人の女性に限って、口を揃えて言う言葉である。
しかしよくよく話を聞いてみると、その真意はこうだ。
「理想通りの、素敵な男性がいない」
経験値が高いゆえに、自分のことは棚に上げて「あれはダメ」「そこがイヤ」と、男性に注文ばかりをつける女たち。
これはそんな自らの首を絞めている、全東京ガールに捧げる物語である。
この記事へのコメント
こんな男性、ちょっと嫌だな。