女性の結婚率は、35歳を境に急激に下降する。
東京で、まことしやかにささやかれる言葉だ。
他にも、身体の変化、実家の問題、将来への不安と、目を背けたいことが増えてくる年齢でもある。
だがしかし。そんな悲観を抱くことは一切なく、麗しき独身人生を謳歌する女がいた。
恭子、35歳。
彼女が歩けば、男たちは羨望の眼差しで振り返り、女たちは嫉妬する。
恭子は一体、何を考えているのか?
外資系ラグジュアリーブランドで働く部下の周平は、恭子にそっと想いを寄せ、それに気づいてしまった元彼女・瑠璃子は気が気でない。
一方、恭子に敵対心を抱く独身の理奈は、食事会で料理上手をアピールすることに成功し、勝利を確信していた。
「理奈さん。ディレクターと恭子さんの噂って、嘘ですよね?」
『青山 川上庵』でのランチタイム。周平君が珍しくランチに誘ってきたと思ったら、さっきから一方的にずっと恭子の話ばかりしている。
「さあ、そんなの知らないわよ。自分で本人に聞いたら?」
私の冷たい物言いに驚い......
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この記事へのコメント
羨望→うらやましい
憧憬→あこがれ
35歳イベントで炎上してましたが、腹が立ちました。ああいうのに反応する人生冴えない下層の人達は、周りに素敵な35歳がいないだけで、別の世界があるってことをわかってない。
これだけ格差が広がってるのに、行きてるせかいか狭いから、自分の周りだけが世界だと思ってる。
貴方達が知り合う、冴えないおばちゃんを基準にしないで、と言いたいです。
コメができるようになったので、投稿しま...続きを見るした。
私は東カレを支持します。
私は行けませんが、レポート楽しみにしてます。
世間は女性を年齢基準で見ることが多いですが、年齢ではなくそのひと個人の魅力を見るひとがもっと増えればいいなとしみじみ思います。
もちろんそんな魅力を出せるように、女性も努力をしていかなくてはいけないところですが。