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注文の多い女たち Vol.6

注文の多い女たち:結婚に必要なのは、優れた点の多さではない。「ダメな部分を許せるか」

「最近、良い出会いがない」

未婚・美人の女性に限って、口を揃えて言う言葉である。

しかしよくよく話を聞いてみると、その言葉の真意はこうだ。

「理想通りの、素敵な男性がいない」

フリーランスでバイヤーをしている亜希(32)も、そんな注文の多い女のひとり。

同じく独身アラサーのエミとともに良縁祈願に出かけた亜希は、京都・鈴虫寺の住職に、あれこれ条件をつけず「ふさわしい人」を探すように諭される。

そんなとき、5年前に別れた元カレ・貴志から連絡が届き、亜希はちょっぴり浮かれる。


元カレとの再会


“既に結婚した元カレと再会する”

文字にして並べてみると、なんとも不毛な予定である。

それなのに亜希は、さっきからあーでもない、こーでもないと何度も服を着替え、ヘアスタイルもアップにしてみたりダウンスタイルにしてみたり、鏡の前から離れられずにいる。

「何やってんだろ......


この記事へのコメント

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No Name
元カレは、なんで会いに来たんだろう。。
2017/09/12 10:2024
下の人もコメントしてるようにわざわざ元カノに連絡をとって会うところが、愛するうんぬん言ってても全く説得力なし。
とくに会う理由もないのに。
2017/09/12 23:3516
No Name
結婚してから、まだ独り身の元カノに連絡するとか、思わせぶりな態度は良くないと思う。
弄ぶなと言いたい。
2017/09/12 22:0713
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注文の多い女たち

「最近、良い出会いがない」

未婚・美人の女性に限って、口を揃えて言う言葉である。

しかしよくよく話を聞いてみると、その真意はこうだ。

「理想通りの、素敵な男性がいない」

経験値が高いゆえに、自分のことは棚に上げて「あれはダメ」「そこがイヤ」と、男性に注文ばかりをつける女たち。

これはそんな自らの首を絞めている、全東京ガールに捧げる物語である。

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